事業内容
事業の概略
産学協力研究委員会「分子性触媒による高度分子変換技術」第194委員会(以下、第194委員会)は、研究定例会、情報交換会、講習会、シンポジウム、技術相談、触媒提供などの事業を通じて、有機分子触媒を主たる対象とした有機合成用触媒の研究・開発・工業化を目的に活動します。
研究定例会ならびに情報交換会
第194委員会は、企業側のニーズ(シーズ)ならびに大学側のシーズ(ニーズ)に関して情報提供をするための場として、第194委員会・委員を主たるメンバーとする研究定例会を年に2回開催します。大学側からは「分子性触媒による最先端研究の情報提供」、企業側からは「プロセス化学におけるニーズの紹介」を行います。それらの情報に基づいて、各々が抱える問題点を相互に認識するとともに、ニーズとシーズのマッチングを促すことで有機分子触媒ならびに関連する分子性触媒を利用したプロセス化学の技術確立を目指します。また、人的交流、情報交換を目的として、研究定例会後に情報交換会を設けています。
講習会ならびにシンポジウム
第一線で活躍する研究者・技術者の中から、委員会が講演者を選定して、大学側研究者向けの「講習会(プロセス化学)」と、企業側向けの「講習会(分子性触媒)」を開催します。「講習会(プロセス化学)」としては、企業の方を講師に招き、化合物を合成するプロセスを構築する際の問題点などを紹介頂きます。「講習会(分子性触媒)」では、大学等に所属する研究者を講師に招き、最先端の学術研究を判り易く紹介して頂きます。若手人材育成を目的として、大学ならびに企業の若手研究者、ポスドク、大学院生などを対象とした企画とします。
一方、シンポジウムは、最先端の学術研究ならびに企業における実用化に向けた取り組みの紹介を通じた情報交換の場として、年に1回開催します。第一線で活躍する研究者・技術者の中から、シンポジウム主催者が選定した招待講演者らによる特別講演などとともに、一般応募による口頭発表ならびにポスター発表の場を設けます。最先端研究からシーズを見出すきっかけを提供することを目的として、大学ならびに企業の研究者、ポスドク、大学院生などを対象として開催します。
大学-企業間の個別技術相談
研究定例会・講習会・シンポジウム等とは別に、公開することが出来ない案件などの相談を個別に討論が出来る機会を提供します。第194委員会・委員は本ホームページに開設したメンバー専用ページよりアクセスし、個別相談の申し込みができます。また、第194委員会メンバー以外の方からは、本ホームページのトップに掲載されている「個別技術相談」サイトからアクセスして個別相談の申し込みができます。特に、企業が人的、時間的制約で放置せざるを得なくなっているシーズを学術界側で育み、企業で必要とされている技術の芽として還元する取り組みも計画しています。こうした案件をお持ちでしたら是非、ご相談ください。
触媒の提供
学術界委員によって開発された有機分子触媒等について、使用目的などの審査を経てこれらを提供します。第194委員会・委員は本ホームページに開設したメンバー専用ページより申し込みが出来ます。第194委員会メンバー以外の方は本ホームページのトップに掲載されている「個別技術相談」サイトからお問い合わせください。